風紋

外資系のソフト会社 コンサル職のおっさんの日々

リコリス•リコイル

女子高生たちが悪の組織と戦うアニメだ。そういうのは俺の歳になるともう食傷気味なのだが、会社の知り合いのS氏が絶賛していたので、見てみることにした。それから息子がこのアニメを気に入って大絶賛したので、まあそれなら、と惰性で試聴している部分もあり。

物語についてはここでは省く。オープニングのあざとさについて書きたいので。

錦木 千束(にしきぎ ちさと)という女の子が主人公なのだが、オープニングで彼女と何度も、目が合う、ように作画しているのだ。彼女はまるで我々がこちらから見ているのを知っているかのように、ちらりとこちらを見て、いいんじゃない、という感じで笑っているのだ。

これは結構新しい、と俺は思った。

アニメの中のかわいい女の子が、こちら側を見て、見てるのを知ってるよ、とでも言いたげにしている。筒井康隆の小説や、手塚治虫の漫画で、見ている人に向かって話しかけてくるやつがあったが、あれの萌え版である。

このアニメはなかなかヒットしているらしい。女子高生が戦う設定も、女の人たちがわちゃわちゃしながら悪と戦うのも、そんなに新しみはない。が、このアニメのオープニングには驚かされた。

千束のことをたいていの男子は好きになってしまうだろう、と思った。そんなわけで数日に一話ずつのペースで視聴を続けている。

 

↓の動画の40秒めくらいの目の動かし方に注目だ。ほかの登場人物たちはみんな順にあさってをむいている、そのあとの主人公の視線合わせなのである。


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