風紋

外資系のソフト会社 コンサル職のおっさんの日々

The Boys


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会社の同僚の人の勧めで見始めた、Amazon動画でのみ見ることができる米国ドラマ。

異能を持ったヒーローたちは昭和の時代は尊敬するべき人格者ばかりで、お金に興味がなかったし、名声にも関心がなかったのだが、このようなヒーロー像のドラマはもう米国では時代遅れで、ヒーローにも悩みがあるし欲望もある、悪役側にも考えがあるし希望だってある、という相対化が進んでいる。何がいいとか悪いとか、そういうことはその立場によって人の数だけあるのだ、という多様性についての理解が社会の基礎的な常識として広がっている。

だから、ヒーローものは、特殊な力を持っている人たちとそうでない人たちとの対立の話になりやすいのが昨今で、X-MENなどはまさにそういう話だった。

The Boysは、ヒーローにうらみをもつ男たちが、特殊な能力を持つ(普通なら絶対にかなわない)ヒーローをどのようにして倒していくのか、を見るドラマだ。そういう意味ではちょっと必殺シリーズに似ている。