なんとなく話が分かっちゃっているような気分になっていて、少し手が出しにくかった、ドラクエシリーズの総決算とも言われるドラゴンクエスト11なのだが、年末なのでようやく手を出してみた。ツマが再三面白いよ、とお勧めしてくれていたのだが、いよいよ始めてみてそうして12時間くらい遊んだところ。
親切なゲームになっていて、次にどうしたらいいのか、どこに行って何をしたらいいのか迷わないようになっている。ゲームのはじめに「これまでのあらすじ」のようなものを出してくれているので、すぐに話に入れるし、忘れてしまっていても町の人に話しかけると、ああそうだった、と思い出しやすいようになっている。
もの凄く出来のよいファンタジーの物語を読んでいるようで、心地よい。話も興味をひきつけるシナリオで引きつけられるし、登場人物たちにもそれぞれに味があってイヤだなと思うようなやつがいない。やっていて気持ちが良いようになっている。ノーストレスで遊べる。敵の難易度もちょうどいいようにできていて、なんだこの敵は？と腹を立てるようなこともない。
難をいうとあまりにも快適にできているところか。
ストレスフリーですごく遊びやすいので、疲れているときにちょっとコントローラーを握って遊ぶときには最高だ。その分、なかなか勝てなくて「ちくしょう！どうやったらいいんだ！」ということがない。なので、自分なりの工夫や独自性を出すような部分はそんなにはない。それが少し物足りないと感じるときもある。でも、それがドラゴンクエストの良さだったようにも思う。
話の面白さに身を任せて安心して楽しめるRPGゲームがドラクエの良さだったと思うし、そういう意味でこのゲームはまさに真の正統なドラクエだと思う。あと30時間くらい遊べると思う。今後の展開も楽しみだ。
