風紋

外資系のソフト会社 コンサル職のおっさんの日々

チクチク病、一過

喉や目が痛くなったり、腹の中が煮えるように痛くなってゲップが止まらなくなったり、指先がしびれたり、オナラがやたらに出たり、頭皮がヒリヒリしたり、鼻がチクチクするのでくしゃみが出たり、色々な症状を起こす原因不明の病気として知られるチクチク病、ようやく治ってきた。痛みがない暮らしの当たり前さをしみじみとありがたく感じている。

呑気症が説としてはあるのだが、何で急になったのかの説明が難しく、季節性が強いのでアレルギーのようなものではないかと考える方がこうして自然に寛解していくのを見ると自然ではある。

寝る時と風呂、食事中にはならないので、副交感神経が優位の時になるようだが、それだけわかってもずっとごはんを食べ続けるわけにもいかない。ガムを噛んだりしていた。結局、正体をつかむことはできていない。

奇病なので誰にも同情されない、理解されない、という孤独感もこの病気の特徴だ。本当に痛い時には、病気がつらくて自死するひとの気持ちを少しわかったような気分になった。

粘膜を強化しようかと亜鉛を飲んでみたり、アレルギーを抑える薬を飲んだりしてみたが、どれも焼け石に水をかけた感は否めず、結局のところ、原因も対処方法もわからずに、ただひたすらに我慢するしかない。すると、散々街を蹂躙した怪獣が気が済んだとでもいうように、ふらりとそこから去っていった。

来年は、10月と11月に添加物の入ったものは食べないことと、抗アレルギーの薬を秋になったら飲んでおくようにしよう、と思う。