風紋

外資系のソフト会社 コンサル職のおっさんの日々

自分語り

人の気持ちに鈍感なわけではない、人が自分のことをどう思うのか、ということに対する興味が希薄なのだ。だから自分の感情や、こうするべきだろう、ということに対して迷いがないし、人が嫌がっていようと怒っていようと、そのことにあまり影響されないので頑固者に見えたりもする。

私はそれがイヤなのだ、と言われれば、イヤなのであればそうならないようにするべきだ、と思う。そういうぶつかりあいで人間関係を積みあげていくしかないと思っているので、自分に正面から悪口を言ってくれる人が好きだ。逆に褒めてくる人には、もともと褒められたいという気持ちも薄いので、喜んでくれたようで良かった、とうっすら思うだけだ。

 

人が自分に対してどう思っているかについて、あまり考えないので冷たくも見えるだろう。でも心が冷淡なのとは違うと思っていて、明らかに困っている人がいたらその人を助けることに、周りのひとにどう思われるかということについて考えない分だけ躊躇がない。

 

これはいいものだ、と、自分が思ったものをひとに紹介してその人がそれを褒めてくれるとうれしい。みんなそうだと思うが。

ただ、嘘を感じ取る感覚が発達しているので、本当かどうかをすぐに感じ取る。俺を喜ばせようとして、好きでもないのに褒めてくれたのか、と思ったときには、そういう人が一番憎らしい。

嘘で、俺を喜ばせようとしている!

そういう風に誰かのことを思ったら、俺はその人を決して好きになれないような気がする。バカにされたと感じる。

 

あなたはバカだよねー!と、言われるのが好きだ。自分でもそう思っているので。

親切心で投げた批評が、相手から思わぬ反撃で返ってくることもあって、ひとに嫌われることよりも、思いがけず人をイヤな目に合わせたことが、残念で、そういう時は少し気落ちする。