風紋

外資系のソフト会社 コンサル職のおっさんの日々

嫌われた監督

 

自分は20年くらいは中日ファンでまさに落合監督中日ドラゴンズを率いていたときに中日を応援していた。なので、あれはこういうことだったのか、と思い出しながら読むことができるのは面白かった。お気に入りの YouTuberの「サラため」さんが、ベスト1として紹介していたので、そうして俺は人が薦めた本をひとまず読んでみるので買って読んでみた。ビジネス本というよりは、群像劇であるし、一種のドキュメントでもある。「勝つ」ことに徹するということで人は何をあきらめていくのか、何を捨てていくのか、ということを落合監督という格好のモデルを元に浮き彫りにした面白い本。ビジネスにどのように役立つのか読んでも直ちにはわからないが、読み物として面白いのと、ある目標を達成するために「将」はどうあるべきか、というひとつの哲学書として味わえるものがある。読み終えたら父親に貸してやろうと思う。