風紋

外資系のソフト会社 コンサル職のおっさんの日々

弐十手物語

 

相変わらずの古い名作を Amazonの Unlimitedを使ってただで楽しんでいる。小池一夫がストーリーを作っている、弐十手物語がとても面白い。人情もので、主人公の「死神の鶴次郎」と呼ばれる男が顔はそれほどでもないのだが、なんとも男らしくて、誰もが好きにならずにいられない。頭もよくて行動力もあって冷静で見習いたくなるような人物である。彼の周りには女がいっぱいでてくるしエロシーンもどさどさと出てくるのだけれど、ちゃんと続き物になっているので、昔の話に出てきた人物も出てきたりして、鬼平を少し彷彿とさせる。

次々に女が出てくるのだが、そんなわけでつまり次々と女も死んでしまう。江戸時代というのはこういうさっぱりした時代だったのかなあと思う。こういう人情もの、人と人とのつながりが冷たくなってしまった時代に読むとひときわ面白い。

80巻くらいまであるようなのでしばらく退屈せずに楽しめそうだ。

 

物価が高いのでいかに余分なお金をかけずに上質な生活をするのか、ということが今の時代の腕の見せ所になってきていると思う。俺の今の娯楽は読書と散歩、たまにやる料理と、動画を見ること。お金があまりかからないものばかりだ。