風紋

外資系のソフト会社 コンサル職のおっさんの日々

レオン

ジャンレノが主演のレオンを見るのは3回目くらいだと思うのだが、話の前半が思い出せないので、そして安心して見れる名作を見たくなったので見てみた。以前に見た時と感想がかなり違っていて、同じ映画でもいつ見るかによって随分と味わいが変わると思った。

以前は、レオンを一種の鉄人のように思っていて、その強さに圧倒されていた。レオンの頼もしさに心惹かれていた部分もあった。

しかし、今回見ると、レオンはいろいろポンコツであることに目が向いた。文盲だし、世間知らずで、チャップリンもマリリンモンローも知らない。暗殺の機械なのだ。稼いだお金も飲み屋の親しいマスターにみんな取り上げられている。預けていることになっているが、なんだか怪しい。でもそのことにレオンは気づかないし、昔の俺も気づかなかった。

なんだ、レオンはスーパーマンかと思っていたけれど、あちこち不器用な可哀想なやつなんだな、という目線で見ることができた。

 

風とともに去りぬ、を見た時も、レッドバトラーより若い頃と、彼より老けてから見るのとでは、楽しみ方が違っていた。

好きな映画をまた見返すと発見があることもあるらしい。