風紋

外資系のソフト会社 コンサル職のおっさんの日々

透明でなくなるには

自分のことを聞いて欲しい、知って欲しい、わたしはここだと叫んでいる人はいないか。

人に認知されてこそ、人の役に立っているという感覚あってこその生きがいなので、その気持ちはわかるけれども、最近の発露の仕方は少し剥き出しになりすぎてないかな、と思う。

陰徳を積む、という言葉があって、人に見えないところで人の為に何かをする、というのを俺は勧めたい。

家の前を掃除する

家の近くの交通標識を、見やすくなるように拭く

レストランで食べた後で片付けやすいように食器を積んでおく

人の靴を揃えておく

募金をする

 

自分がやったのだとわからないようなところにポイントがあって、ボランティアとしてどこかに参加、などは陰徳とは言わない。

お店で洋服を見て崩れたらなるべく畳んで戻す。

他の人がしないちょっとしたことで、誰かが少し助かるようなこと

をコツコツと見えないところでやることが、この存在感が希薄になる時代で自分を透明にしないようにする最良の方法だろう。