風紋

外資系のソフト会社 コンサル職のおっさんの日々

台風1号、そして渋谷駅の煙

Kくんがオレの代わりに行列に30分くらい並んでくれて、よく行っている渋谷の回転寿司にすんなり入ることが出来てありがたい限り。

会社の共通の知り合いの人の近況(オレとはそんなに縁はないけれど)の面白い話とかを聞いた。うちの会社のいろいろな人のことについて彼はアンテナを張っていて、彼はどういうことをしているとか、どういう人だとかを感心するほど知っている。それに比べて自分は会社のいろいろな人のことについて本当に関心が無いのだなと感心する。30年くらい同じ会社にいるのでいろいろな人たちの過去についても見てきていて、たまたまそういう人生の風の吹き回しでか、仕事も楽そうで安泰に見える人もいる、一方でつぶしのきかないキャリア形成になってしまって世渡りに苦労している人もいる。

オレも心の具合を悪くして長期休暇をもらったりしているわけなので、決して楽をしているとはいえないけれど、なんとか居場所を見つけて、それなりに給料もあげてもらって、社長賞をもらえる活動をしたりしている。まあまあなんだろうな。

 

なんと6時くらいから飲み始めたので店は空いていた。一方で退店するときの時刻は20時くらいで、店は大混雑だった。外国人だらけ。

地下鉄でちょうど急行が渋谷でいってしまったあとだったので、数分待ってからそのあとの鈍行に乗ったのだが、この乗り遅れが命運を分けた。

電車が二子玉川についたとき、駅で電車が止まった。

渋谷で火災が発生したとのことで電車が止まってしまったのだ。

外は台風1号が笑えるような強い風を吹き付けていて雨が舞っている。びゅうう、と突風のように吹き付けてくる風が雨を伴っていて冷たくて気持ちよい。

いったん溝の口にいってみたが、駅のホームは人でいっぱい。自動改札も壊れていて人の出入りが出来なくなっている。おお、なんということ。アナウンスでは

「復旧の目処は立っていません」

との無情な説明。台風なのに。

溝の口から登戸に移動していろいろ乗りついで帰ろうかと思ったが、

「消火したので、まもなく発車します」

と、明るいアナウンス。

溝の口駅のホームは人でいっぱいでそこにいたら何か事故に巻き込まれそうに思えたので、二子玉川駅に戻ってからやってきた電車に乗って家に帰った。