風紋

外資系のソフト会社 コンサル職のおっさんの日々

太陽がいっぱい

 


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ニーノ・ロータの曲が美しい「太陽がいっぱい」。

1度ちゃんと見ておこうと思ったので、U-Nextで見られることを見つけて視聴。それにしても、アラン・ドロンの男前なこと。この顔に生まれてみたかった。

物語は知恵と野心を抱えたある男が、金も美女の彼女にも恵まれたある男になりかわるために、若さの中で殺人を犯してしまう話。自分が犯人だとわからないように嘘をつく中で、美女の彼女もやがて自分のものにしてしまう。そんなにうまいこといくのかな、と普通は思うのだが、アランドロンの美貌のせいで話に説得力ができてしまうという、美男子パワーで成立している映画。

アランドランの演じるリプリーは賢いし勇気もあるが普通の若者なので、予期しないことが起きたら捕まらないようにするために懸命だ。必死だともいえる。その必死なところを見ていると「ああ、殺人するとあとが大変だな」と思わせてくれる。

悪いことはしない方が良いいな、と改めて思った。

映画の終わらせ方もものすごくおしゃれだ。最後に海を映すシーンで終わる。リプリーを一切映さないところが上品だなと思う。どうなったかは想像できるし、そういう見にくいシーンは見たくない。アランドロンは終始格好いいままでこの映画は終わってほしい。いい映画だった。