20代の頃の女子は自意識過剰で無敵モードでも仕方ないと許される元気がある。
40代になったら、そういう元気で異性とつきあうのは難しくなってくる。その代わりに包容力が魅力になってくるのだ、と何かに書いてあった。
その包容力ってどういうことなんだろう、ってオレはその時に思った。モヤモヤしていた。
一昨日に不意にこういうことかなと思ったことを書く。20代の人の会話は基本、主語は自分や私であることが多いと思う。私の見たこと、私の思うこと、私のやりたいこと。それだけでずっとずっと会話をし続けることができる。
一方で包容力のある人の会話の主語は「あなた」なんじゃないかなと思った。
あなたって
あなたは
のようなことを言われたりすると、なんだか自分について見てもらえてるんだなとうれしくなる。
それがまさに自分への自己評価と一致していたりすると、相手のことを好きになってしまうと思う。
包容力の魅力ってそういうことなんじゃないかと思った。
これは男でも同じことだと思う。高倉健は映画の中で自分ことをあまり語らない。そっちに行っては危ないよ、とか、相手のことを話す。