風紋

外資系のソフト会社 コンサル職のおっさんの日々

僕らはみんな生きている

8/2に一度扱っている。でも気づかずにまた扱ってしまった。消すこともないと思い残した。同じネタで2回書いてしまいました、ごめんなさい。

 

30年くらい前の漫画。ヤフオクで入手。

どうしても最後まで読みたくなったので。

架空の発展途上の国に1週間出張するだけのはずだった主人公。独身。現地でプレゼンを済ませて、現地の美しくて賢い女の人と現地妻のような関係を作り、それでも早く帰る日を心待ちにしていた。ところが、クーデターが起こり大混乱。商談どころではなくなり、とにかく帰国するためにジャングルの中を進んで空港への道を、他3人の日本人たちと罠に怯えながら進んでいく。

エロ漫画を描かせたら誰も勝てない、山本直樹の作画。女の人が最高に可愛くそしてエロく描かれているか。そして暑い地域の混沌が細かい書き込みでみっちり描かれていて、これもやはりこの人ならではの息苦しさ。

大きな商社の都合で発展途上国に飛ばされた主人公.そこにもう3年もいるおっさん、ライバルの商社マン、政府、それを倒そうとする反政府軍。みんな傷ついていてボロボロだ。必死で生きている。いいタイトルをつけたものだと思う。

 

これを原作にした映画があるのではじめの30分くらいを見た。山崎努真田広之ら名優が出ているのだが、謎の美女のセーナが出てこなくて男の人に変わっているし、口うるさい女のジャーナリストも出てこない。全然違うものになってしまっている。こちらはお勧めしない。