風紋

外資系のソフト会社 コンサル職のおっさんの日々

そこのみにて光り輝く

部署移動の野望は先方がお断りしてきたために消えてしまい、移動できるだろうとすっかり油断して弛緩していた自分なので、ものすごくショックを受けてしまい1時間くらいため息ばかりついて、現実を受け入れて普通の気分になるまで3時間くらいかかった。この結果になってみると、アピールが的外れだったのかとか、年齢が歳をとりすぎていたのか、とか、少し謙虚さが足りてなかったのかなど考えたりもしたが、今、オレの中で主流なのはシニアとして格上げしてもらっているにしては、移動先の仕事に対してブランクがありすぎて、即戦力にはならないことがマイナス視されたのではないか、ということだ。

それにしても断られる、という体験からしばらく遠のいていた。こんな感じだったな。就職活動で断られた時や、若い頃に女の子に振られた時とか。

オレの今の待遇はどこにいてもこれくらいというわけではなく、即戦力を期待されても仕方がないのかもしれない。なので、もといた世界にもどっても先方もペイしないのかもしれないな。

今のオレの持っているスキルや知識は、今の部署では珍重されている。

しかしだ。そこのみにて光り輝く、そういうスキルになってしまっているのかもしれない。ならばもう覚悟を決めて、定年までそこで光を発し続けるようにするのもまた合理的な考えなのかもしれない。

 

少し調子に乗って相手の部署を侮っていたような気分もあったように反省している。自分にはいい薬になったかもしれないな。