小林正観の啓蒙本。どういう気持で暮らしていたら楽しく明るく過ごせるのか、についての心がけや考え方についての本。こういう本を読みたくなってしまう自分に、いかに自分が追い込まれているのかということを逆に感じさせられるところがつらい。こういうものなんです、という中身は暖かいし、特に嘘くさいとも思わないのだけれど、一方的に決めつけてそれをそう思えという本なので、そう思うべき部分に腹落ちがしないから読み終わってもなんだか印象の残らない本であった。
いろいろなことを疑うようなタイプの人にはちっとも面白くないかもしれない。