風紋

外資系のソフト会社 コンサル職のおっさんの日々

しごと

実家のプリンターが不調で困っていると、老いた父からメールが来たので片道1時間くらいのところにある実家に出かけていく。面倒くさいが半分、親孝行できてよかったかな、が半分。

 

毎日、会社の仕事を朝始まるまえに軽い頭痛があり、仕事がなければ良いのに、このまま寝ていられたら良いのにと思ったりする。

でも仕事がずっとなければそれはそれでつらかろう。誰にも必要とされていないようで。

 

やらないとならない仕事があって、そしてそれをやれるだけの能力がたぶん自分にはある、その仕事の量は耐えきれないほどではない。それが今の自分の毎日。

これはこれで恵まれているのかもしれない、と最近思うようになった。

これで、得られる報酬に納得していて、自分を成長させる要素があって、職場の人間関係が良いならば、これ以上、何を仕事に望むことがあるだろうか。なかなかこれらはそろわない。

自分の会社のしごとは、まあまあ満たされているかもしれない。ありがたい話だ。

 

父親のパソコントラブルは、人間関係のストレスはない、トラブルによっては新しい学びがある、金銭的な報酬はないけれど父親が喜ぶことがうれしいので、そう考えてみると悪くない仕事なんだろうな。出かけていくのはやっぱり面倒ではあるのだけれど。

 

自分のためだけに過ごす日々は味気なかろう。

身体が動きにくくなって能力が落ちてきて、人のためにしてあげられることが減ってくる老後は、その味気なさとの戦いかもしれないな。

 

仕事って、あってうれしい、なくてうれしい。

いったいなんなんだろう。