今年の3月4月に上長の圧に耐えられずに適応障害を発症して、2ヶ月間の会社の休みをとった。それをきっかけに散歩することの面白さに味をしめて、糖尿病対策も込めてむやみと歩くようになった。そうして出ていた腹もいつのまにか引っ込んできた。歩くことの楽しさも覚えた。痩せた分だけ健康的になったと思う。ある病気になったことをきっかけに、他の病気に対する対策が進んだわけだ。なんだか皮肉なことだった。
散歩ではいつも、藤井風を聴いている。彼の歌に出会えたのも今年の収穫だった。
この休みの期間、もともと適応障害なので休みだとよろこんで一人旅に出る気分にはなれなかった。12月になった今ならばどこかに旅行に行くことも考えるのだが、当時は無理だった。しかし息子と二人で山梨に旅行に出かけた。彼との2人旅は初めてだった。星が見えるところということで選んだのが、清里高原ホテルだった。いいところだった。ただ寒いわりには空気がそれほど澄んでおらず、星はそれほど見えなかった。
父親が思った以上に貯金しておらず生活が窮屈になっているのを傍観できずに、息子から親へのプレゼントとしてそれなりのお金を振り込んであげた。これを使って、彼らはしまなみ海道やら、山梨やらに旅行に行けたようだ。よかった。
ツマの観葉植物熱が高まり、家の中は観葉植物が小さいのも合わせると10鉢くらいある。ちょっと手狭になったが、たくさんの観葉植物が家にあるのはなかなかいいものだな、と思えた。ツマもかつては「植物キラー」とあだ名されるくらいで、植物には自信がなかったのだが、ポトスの成功を心の踏み台にして次々と植物を増やした。勉強熱心なので、やる気を出したらうまくいく可能性は高かったわけだ。
息子が学校に行くのがつらくなり、やや休みがちになった。オレもそういうところがあるが、彼も人間が苦手なのだが、「苦手」と読んで片付けるには負担が深刻なレベルまできてしまった。で「つらいなら休んでしまえ」ということで、休みがちな生徒になってしまった。
それでも歯を食いしばって学校に行け、とはいわない。無理をしてはいけない、それがうちの家訓みたいなものなのだ。
Illitという韓国女子のユニットの IROHAに熱中し始めた。人生とは好きなものを見つける旅のようなもので、好きなものがない人生なんて寂しい。生きる気力がなくなってきても、好きなものがこの世にあれば「でもまだ死なないでおこう」と自分をつなぎとめてくれる。だから好きなものをひとつでも多く見つけて、どんどん増やしていくといいと思う。オレもIROHA(息子と同い年なのが泣ける)の素直で性格の良さそうな笑顔を見るのが楽しみだ。
今の部署から出てしまおうと2回ほど画策したのだが、いずれも空転、うまくいかなかった。勤続30年ということで少しおごっていたようだ。断られてしまったことに大変動揺したし、ショックだった。時々飲みにいく会社のKくんが、それを聞いてすぐに「会って話しましょう」と言ってくれて、それは断られて正解でしたよ、と言ってくれたのには元気づけられた。自分で画策してもうまくいかないのだな、なるようになるのに身をまかせるしかないのだな、と改めて思う。
最後に、大愚和尚の動画にハマって仏教に少しかぶれたのも今年の出来事だったかな。寝る時にいつも子守唄代わりに大愚和尚の説法を聞いている。これなしでは今や眠れないくらいだ。
振り返って今年の大きな出来事として思い出されるのはこんなことだ。なかなか重たい1年だったと思う。そしてそれだけに考えさせられる、深みのある1年だった。ありがとう2024年。