3年くらいずっと含み損のかたちで抱え込み、もう諦めて売ってしまおうかと何度も思ったオープングループという会社の株価が、ここのところの日本株の上昇の煽りを受けたのか、会社が見直され始めたのか、自社株買いが光っているのか、内幕のことはわからないけれど、確かに言えることはあがったということ。
オレにとって含み損でなくなったということ。
そんな日は来るのだろうかと遠い絶望的な気持ちで付き合ってきたのだが、オレに利益を運んでくれるようになった。散々ワルをした息子が大人になってから、有名なミュージシャンになって親に贅沢をさせてくれるようになったような、こんなことってあるんだなという気分だ。
どんなにうれしいだろう、と思っていた。が、面白いことに実際に利益が出始めても、特に何も感じない。プラスになったか。と、思っただけだった。自分でも意外だった。
ここからどこまであがってくれるのか、少しでも儲けようという気持ちも加齢のせいで枯れてしまい、5日線が25日線の下に下がったら、デッドクロスで手仕舞いするだけだ。
どうなるかわからないけど勝負するという、ギャンブル的な楽しみが薄れていく。そういう取引が25年くらいずっとできなかったのだが、お金に対する関心が弱まってきたこの頃になって、ようやくできそうな気分になってきた。
恋愛と同じかもな。
強い関心を抱かなくなると、それによって何故か立ち回りが落ち着いてくる。しかし関心が小さくなっているので、上手く行ったときの嬉しさは少なくなってしまっている。