会社の古い知り合いのNくんと、オレの世話を焼いてくれるKくんと3人で渋谷で飲んだ。
評判のイマイチな店を予約してしまったのはオレで、選んだ店のことで文句を言われても仕方がないなと思っていた。確かに料理はなんだか安っぽくてお刺身の盛り合わせも、甘エビとタコとイカの切り身。マグロがない刺身盛り合わせ初めて見た。飲み放題で5000円、渋谷駅のすぐそば。出てくる料理はどれも手抜き感がすごい。皿はプラスチックのものでマレーシアの屋台が思い出された。
飲み放題で、端末で注文してものが10秒後くらいには出てくる。それだけは素晴らしかった。彼らは10杯くらい飲んだので、その辺は満足そうだった。オレは最初の一杯ビールを飲んで、ビールに似せた何か別の飲み物だと感じた。

食後のデザートが、湿ったワッフルにチョコソースをかけたもの。皿も端が欠けている。
ネットで店のレビューに酷評を書いていた人がたくさんいたのもわかる。
同席した二人が、店の料理や接待に腹を立てたりしないで楽しく飲んでくれてのがありがたかった。細かいことは気にしない人たちなのだ。瀬戸物の皿はどれも欠けていた。
オレも彼らのおかげで楽しく飲むことができた。そう、文句をいうことで楽しい雰囲気を壊したくない、とみんな思ってくれたのだろう。
料理がひどいのに楽しい時間となった。
大切なのは、何を食べるかよりも、誰と食べるか。
それを改めて思い知らされる晩御飯となった。