風紋

外資系のソフト会社 コンサル職のおっさんの日々

溶ける 

 

 


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大王製紙の会長のネット動画が痛快でわかりやすいので最近見るようになった。が、彼は106億円をカジノで負けてしまい裁判で敗れて刑務所に入っていたという経歴がある。どうしてそういうことになってしまったのか、について、自省をこめて書いた自伝が「溶ける」だ。

そういうオレも電通の株価が予想外に本日急騰してしまったせいで大やけど。今年は買うと下がる、売ると上がる、の繰り返し。特に自分の人生では「空売り」は勝率ほぼ0%ではないかと思う。それでもなぜかやってしまう。短期間で一気に儲かることの多い空売りは、オレの中でとても痛快なものに思えてしまうのだ。株を買っている人たちが悔しがるところが見たいからなのか、含み損に耐えている人たちを馬鹿にしたくなるのか。残りの人生では空売りは封印しようと思う。

 

面白い本だったので一気に1日で読んでしまった。作者の文章は読みやすいし、態度も男らしくて公平なので読んでいて気持ちがいい。さすが有能な経営者だ。そんな彼ですらギャンブル依存症のような病気になって、子会社から金を抜いて、バカラというギャンブルにつぎ込んでしまったのだ。ギャンブル依存症、この病気はオレも少しなりかけたのでわかる。当たったときの快感、当たらないときの快感、どちらも脳みそがそれに麻痺してしまっておかしくなってしまうのだ。

この本にこんなことが書かれていた。その通りだ!と思った。

 

バクチをやる人間は、結局のところ皆バクチに向いていない。

バクチをやらない人間ほど、バクチに向いている。

 

バクチの気分が全く入っていない自社の持ち株制度で貯めた株が、実はオレの人生で1番大きな利益を生み出している。そういうことなんだろう。