Kindle Unlimited で無料だったので読み始めた。
令和。大昔の男尊女卑は通用しない。男も女も平等という時代になっている。
仕事の世界では当然なのだけれども、恋愛の世界ではなかなか微妙で恋愛は男女の気質や体質の違いが露骨に出てくるところで、その違いがまた恋愛の味だったと思うのだが、恋愛の世界のある側面である肉体関係でも「平等」が前提となってきていて、様子は変わってきているのだなと。
この本は何しろ「かつてとは違う」ということをずっと書いてくれていて、何が違うかというと「不同意と見なされる危険のあることはするな!」とずっと言っている。
「Me Too」運動などが盛んであるのはよいことなのだと思うが、あんまり同意をしっかり求めて女性にも「あのとき賛同したよね」といえるように振る舞う世界は、なんだか味気ないかなとも思う。微妙なところだ。「言わなくてもわかってほしい」という甘えのようなものがにじんでくるのが恋愛の世界の味で「言わなくてもわかってくれた」と感じてそれをうれしく思うことの甘美さがいいのではないかな。
「キスしていいですか」
「はい、よいです」
「次は胸部をさわってよいでしょうか」
「はい、よいです」
と確認しながら進まないといけないのかな、という気分にさせるこの本。まあ、実際にこの本に書かれていることを丸呑みにして実践でこういうことをするような男には、そもそもそういう機会すら訪れないだろうと思うけれども。
男女の仲というのは、好きが嫌いの中に、嫌いが好きの中にあったり、ただでさえ迷彩模様のドロドロしたものだと思うのだが、それをさらにややこしくする法律というものが状況の中に混ざってくるのだなと思う。
未婚男女が増えているが、恋愛している男女も減ってきていると自分は感じている。
この本を読んだ男子はさらに腰が砕けてしまうのではないかと思う。昭和の感覚でいるおっさんたちは一読して、いつか告訴されることがないように襟を正した方がいいとも思う。
