風紋

外資系のソフト会社 コンサル職のおっさんの日々

丁寧な生活 クッキー

f:id:nonparking:20230129112716j:image

パナソニックのビストロシリーズを昨年買ってから、色々なことがこのマシーンでできるのでクッキーを何回か焼いている。写真はクッキーを作り始めて2回目のもの。クッキーの上にマドレーヌを載せて焼いたものだが、マドレーヌがクッキーから溢れて落ちて焦げているので見た目が非常に良くない。が、味はなかなか悪くないようで、作ると2日くらいでツマと息子が食べてしまう。

俺自身は、喉が渇いてしまうのでクッキーそのものはあんまり好きではない。

なので、焼き上がったら一口食べて、甘さが足りないかな、とか、焼きが足りないかな、とか思うだけだ。出来上がったら袋に詰めておいておく。やがてなくなっている。

最近はチョコクッキーをよく焼いていて、これもなかなか評判がいい。

自分が作ったお菓子がよく家族に売れるのは悪い気はしないので、時間ができたりするとクッキーを作っている。なれると1時間くらいで作れるようだ。

驚くのは砂糖の量とバターの量で、こんなに使うものなのか、と驚く。お菓子ばかり食べている人が痩せないのは当たり前だと思った。

その本は

 

ヨシタケシンスケ又吉直樹が、本を主人公にした不思議な物語や設定を競作する形で交互に書いていく話。紙に古びた紙のような汚れが印刷されていて、なかなか凝っている。これを企画した人は頑張ったと思うが、何しろ又吉直樹の挿入する物語がいまいち面白くないし、わかりにくい。ヨシタケシンスケの小さいイラストを楽しみに数ページ読んだら、ああ、ここからは又吉直樹の部なんだな、と、我慢して読むような感じになってしまった。

交換日記の話などはなかなか途中までは面白く読んだのだが、肝心の終わり方の部分が、何が起こったのか分かりにくくて、途中までおもしろかっただけに何が起こったのかわからないのが大変不満で腹が立った。なんだこれ?と。

ブックオフに出ていくだろう本である。

又吉直樹の小説は「火花」を最初の3ページくらい読んで、その読みにくさと、情景の書き方の乱れにゲンナリしてしまい、物語に入っていく前に読むのをやめてしまったのだった。今回はちゃんと話に入れてはいるのだけれど、それでもやっぱり読んでいて、彼の内向きのいじけた感じのする文の匂いにちょっと息苦しさを感じた。

 

寿命を買い取ってもらった。 一年につき一万円で

 

最近流行りのとんでも設定か、犯罪者か、話の破綻しているエロ系か、と、あきらめ半分でTSUTAUAで借りてきた漫画だが、思いがけずに記憶に残る面白い漫画だった。

寿命を買い取ってもらえる、という設定がすでに御伽話的でリアリティがない。そのリアリティのない世界の中で起きる不思議な出会いと、寿命を売ったものが問題行動をしないようにするための監視員として、主人公に付き添っている「ミヤギ」さんとの間で芽生えていく親愛の気持ちが読んでいていて優しい気持ちになれる。

エロシーンが全くなかったのも好感が持てる。

リアリティのない幻想的なお話なので、そういうのは描かないままでいてほしい。

人生に行き詰まった主人公は自分の寿命や時間を買ってくれる、という店の話を聞き、そこにたどり着く。残された人生の査定は、1年につき10000円というとんでもなく安いものだった。が、それでも彼は自分の残りの人生を30年分売り払ってしまい、そして売らずに残しておいた残りの3ヶ月を、ミヤギさんと過ごすことになる。

ミヤギさんは何故か主人公以外に知覚することができない存在。

そんな彼女にも悲しい過去があるということが読むにつれて、明らかになっていく。