風紋

外資系のソフト会社 コンサル職のおっさんの日々

死んでしまった夢

死んでしまった夢を見たのは初めてではない。以前に、地球が滅びるという夢を見たことがある。謎の黒い液体のようなものに地球が覆われていき、そうして最後に地球が真っ黒になってしまって世界が終わるという夢だった。あれを見たときはかなり寝覚めが悪かった。今回の夢は、俺だけが死んでしまったという夢だ。自分は死んでいるはずなのに、なぜだか意識もあるし肉体もある。そうして死んでしまったという自分の肉体を自分の友達と一緒に拭いて清めていた。最近会った父親が「逆縁だけはかわいそうだ」と言ったことを思い出した。夢の中で。そうして夢の中で、俺は親不孝者だなあ、とすまない気持ちになったのだった。

嫁にこの話をしたら、死ぬ夢は吉夢だと言っていた。いいことがあるのだろうか。ともかく、死ななくてよかったと、生きているとよかったと思えるだけでも、ラッキーなのかもしれない。