風紋

外資系のソフト会社 コンサル職のおっさんの日々

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ついに500前に目覚めてしまった。そして仕事の想定問答が頭に流れてくる。ああ攻められたら、こう説明しよう、など。

いいおっさんだから仕方ないけれど、ロマンチックが少し頭に必要な気がする。ビジネスのこととか、株価のこととか、システムのこととか、頭に浮かべるのはそんな砂を噛むような潤いのないことばかり。

ロマンチックというのは、適度な緊張の中で会話を楽しめるということ。好きになるかも知れない、好きになってもらえるかも知れない、という甘い予感の中で、少しずつ相手を知っていく歓びのことだ。そんな対象は周りにいないし、居ても少し困る。仕方ないので遊びで頭の中に女性との出会いと会話のやり取りをつないで遊んでみる。俺は大学生で彼女も他の大学の学生。学園祭で映画サークルの展示物を見て居て、ミストという映画の化け物のフィギュアに二人とも見入っている。いい出来なので。

この映画、後味悪かったですよね。

と、自然に話しかけてしまい、彼女は、あれは最低でしたね、とフィギュアを見ながら。

でも、と、少し言いづらそうに笑ってこちらを見ながら、でもそこがサイコー。

そんな風にして恋が始まる。。。

 

そんな妄想に逃げ込む夜明け前。

恋愛もののドラマでもネットで探そう。