ジュリエットビノシュ
クリスティーンスチュワート
クロエモレッツ
原題はマローヤの雲、こちらの方が良かったな。ジュリエットビノシュは、ポンヌフの恋人、ダメージ、トロコロール、チョコラ、などの作品で見てきた。若い頃の美しさは、その尖り加減が宝石のように美しく、息を飲んだものだった。その彼女が、加齢によって若い娘たちを少し妬み、憧れながら、自分がかつて演じた芝居に乗り出す。芝居はマレーヤの蛇という作品。若さを失いつつある女性が、若い娘と親しくなり、そして彼女にいつの間にか何もかも取り込まれてしまい、最後に失踪する話だ。
最後の方で彼女は折り合いをつけるのだが、それまでの過程がスイスの美しい景色とともにスクリーンに映される。