風紋

外資系のソフト会社 コンサル職のおっさんの日々

平日の昼散歩

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診察を終えて隣の駅まで苦しい上り坂をこえて。

ここはどこなのか。

自分は一体、どこにいるのか。

冬の冷たさと、陽光の暖かさを混ぜた風が、おれに当たってそして吹き抜けていく。

ああ、気持ちよく孤独。

チャイコフスキーの悲愴を聴きながら、食事する店を探すためにまた歩き出す、ああ、切ないほどに至福。