風紋

外資系のソフト会社 コンサル職のおっさんの日々

鬼灯の島

 

 僕だけがいない街、の三部けいの漫画。

上記の作品も大人に子供がひどい目に合わされる作品だったが、今回もその点についてはまったく同じ。上記は何度も時間を遡って運命を変えようとする、という最近はやっている、過去に遡って未来を何度も変えようとする話、だったのだが、今回はちがう。ある島にやってきた6人の小学生が、学校の先生の追跡を逃れて島から逃げ出そうとする話だ。追跡劇のようでもあるが、1巻の後書きでこれはミステリですと、作者が書いているので、そのつもりで読んでいくことになる。

線が太くて女性に色気のないこの人の画風だけれども、物語の面白さがそれを隠してくれている。

4巻で完結するので、さらっと読める。