風紋

外資系のソフト会社 コンサル職のおっさんの日々

君たちはどう生きるか

君たちはどう生きるか、を読了。

www.reboot36.com

 

上のブログで紹介されていた。アマゾンでも評判が大変良いので、買って読んでみたわけだ。最近、漫画になっていて売れ行きも良いようだ。田園都市線の中づり広告で宣伝されてもいる。

君たちはどう生きるか (岩波文庫)

君たちはどう生きるか (岩波文庫)

 

 主人公である中学生の少年の心の成長を追った話なのだが、自分が社会とつながっているということについて、貧しさについて、それから勇気とは何かについて、取り返しのつかない失敗とその意義について、暖かな目線となかなか面白い物語で語ってくれる。中学生や高校生にはぜひ読んでもらいたいし、うちの息子にもいつか読んでみてもらいたい本だ。

取り返しのつかない失敗があるからこそ、その失敗を生かして人は成長していくことができる、ふるまいを改めていくことができる、という部分は本当にそうだと思ったが、もうじく自分は50歳。自分もそういっていいのだろうか、と少し迷いもある。

失敗を恐れるようになったら年寄りの仲間入りだと思う。

そして年をとってもまだまだ若い宮崎駿の次回作の題材がなんと、この本をもとにするのだという。宮崎アニメとの相性は悪くないと思う。