時間を止めた、止界、にて行われる、主人公の娘を取り巻く出来事を描く。娘の一族の不思議な力をねらった、ある集団が娘の従兄弟を誘拐。それを助けるために祖父が使った特殊な力、だがその集団が待っていたのはその瞬間だった。。そして娘の特殊な力が覚醒する。止められた時間の中で自由に動けるものたち同士の、追いつ追われつの物語。
時間を止めた世界でずーっと話が進んでいく、という話は珍しい。時間を止める話は、それを元に戻した時のアドバンテージが物語なのであって、止まったままであれば、それは単なる時間の牢獄。時の流れからの落伍者だ。元に登場人物たちの大半はものと時間に戻す方法を知らない。
これは一体なんの物語なのだろうか、と、思いつつ見てしまう。
