風紋

外資系のソフト会社 コンサル職のおっさんの日々

Fire watcher


Firewatch (Switch) Review

 

気分転換に探していて見つけたゲーム。任天堂スイッチで遊べるゲームで2000円でダウンロードできる。若年性アルツハイマーになってしまったヨメを抱えつつ、山を監視する仕事に就いた男が、監視所で過ごす日々をゲームにしたもの。一本道のゲームで、淡々と進んでいくだけなのだが。トランシーバーで会話をするデリルという女性とだけ会話があって、あとはデリルの指示に従って山の上を規律を見出すものを見つけて、それに対処する。行動する小説、とゲームのレビューをしていた人がいたが、確かにそんな感じだ。

「小説」なので会話で選んだ選択によって物語が大きく変わることはない。ただ、出リルとのおしゃれな会話が変わっていくだけだ。デリルもなにか人生のつまづきがあって、同じように山の上で山火事管理の仕事をしている。

「会話」というものがおしゃれで知的で面白いだけで、こんなにゲームは面白くなるのだな、と思った。

同じく山の上で雪の中でとじこめられる「Until Dawn 惨劇の山荘」は、グラフィックも綺麗だし、シナリオもよく作ってあるが、出てくる大学生たちがみんな頭が軽くて性格も粗雑で子供っぽい。だから、途中でやめてしまった。誰にも感情移入ができなくて。そういう意味で、声しか聞こえないデリルは、ただ会話を交わしているだけなのだが、そこににじむ知性や素直さや、そういうところから少しずつ彼女に好感を抱いてしまう。会話が楽しい、ということはこんなに大切なことなんだ、と改めて感じさせてくれるゲームだった。

まだ「2日目」。このあとどういう展開が待っているのか楽しみだ。