風紋

外資系のソフト会社 コンサル職のおっさんの日々

サービス業

サラリーマンは大体このサービス業で、自分が何かをすることでお金をもらっているから、サービス業というわけだが、中でもさらに、面と向かって誰かと接して何かをしてあげる仕事は、何かをしてあげることでお金をもらう感が強いので、サービス業という感じが強まると思う。

医療機関、警察関係、学校の先生、交通機関の相談窓口、苦情センター、カウンセラー、夜の仕事の人たち、マッサージ師など。そして、俺の仕事も、それに該当する。

この客嫌いだな、と、思わずにいられない人に対して仕事なのでサービスをしないとならない時、こういう人たちはどのようにこの心の不協和を解消しているのだろう。

仕事だからと割り切って何も考えずに目の前の、やるべきことに専念しているのだろうな。

俺が今担当しているお客さんは、上から目線で、感謝知らずで、揚げ足取りで、要求が多くて、お高く止まっていて、そのくせ無能で、大嫌いが止まらない。そんな人たちのために働くというのが、頭脳労働であるとともに、厳しい感情労働である。

 

音楽を聴くために机に座って、ついでに仕事も片付ける、という風にだましだましでやるべきことにあたる。まー、やってるうちに、誰のためかという意識は後退して、目先の問題をいじることにいつしか集中していく。