風紋

外資系のソフト会社 コンサル職のおっさんの日々

ずるい仕事術

散歩日和となった。

 

半引退モードで暮らしている自分には、春風に吹かれて散歩に出かけるという特権がある。ツマに「住民票をとってきて」とか「借りてあった本を代わりに返してきて」などの「お使い」をもらって、あざみ野駅にむかうわけだが、散歩するためにその隣のたまプラーザ駅に行く。そしてたまプラーザ駅からあざみ野駅にもどる道を散歩として楽しむ。平日、長くて大きい坂をおりながら春風に吹かれる。自分がどこを歩いているのかわからない。地元であることに間違いはないので不安はない。方向がわからない。わからないままに歩くのもまた楽しい。こんな店が近くにあったんだな、と思いながら歩いて行く。風が気持ちよい。これもまた、幸せの1つのかたちか。

方向感覚がまったくなくなったので、Google Mapにたすけてもらいながらあざみ野駅にむかっていく。

BGMは村松健のピアノ。

 

あざみ野駅の出張所にて息子の住民票をゲット。出張所は暇そうで、とても親切。

図書館は月曜日なので休館だった。そうだったね、図書館は月曜日は休みなのだったよね。温かいを通り越してむしろ汗ばんできた。暑いくらいだ。

あざみ野のBookOffに行って、100円で60分座れるという座席にて本を読む。漫画喫茶よりも手軽で、本も漫画に限定されないのでとてもありがたい。平日なので誰も使っていない。漫画コーナーを見たが、今時のものが多くてどうも食指が動かない。

 

「ずるい仕事術」が書棚にあったのでそれを取り出して、面白そうなら買おうかなと思いつつ読み始めた。冷たいDr.ペッパーを飲みながら流し読みしていたら、面白かったので結局最後まで読んでしまった。なるほどなと思った。手元に置いてまた読む価値はあると思うが、1150円を惜しんで本棚に戻した。

 

ずるい、の意味はつまり、つらくないように働くことを善として、それを満たしつつ成果を出す方法を紹介しているからだろう。

「ずるい」というワードは買い手の興味をひきやすいので、その辺もちゃんと考慮した感じであろう。