Amazon動画で視聴。評価もまずまずだった。
タイトルが「好きにならずにいられない」なのだが、誰が誰を、なのか、はっきりしないままに映画は進み、そして終わる。たぶん、と見終わった後で思う。この映画を見た人が、主人公のフーシのことを、好きにならずにいられない、という風に見たらいいのだろう。フーシはヒロインにいろいろ優しくするし気遣うのだが、それはこのタイトルのような制御しがたい欲望というよりも、もっとじんわりとにじんでくるような労りとか同情というか、そういう感じだ。ヒロインがフーシに対して「好きにならずにいられない」という映画なのかな、と途中で思ったこともあったが、見ているうちにそういうことでもないと思い直した。
フーシは見た目がでかくて人間づきあいがあまり好きでない。人間づきあいがあまり好きではない、という点では俺にも似たようなところがある。だからそこに感情移入しながら見てしまった。
この話はハッピーエンドで終わっている感じではないが、しかし、フーシにもある成長が見られるのを見た人は味わえる。人生は思うようには行かない。が、思うようにいかないことのなかに、実はその人に今必要なものが入っている。