朝の700から泳ぐ人は少ないのか。それとも昨夜のパーティが遅くまで盛り上がったのでみんな寝ているのか、ともかくプールには誰もいない。背泳ぎをしながら空を見る。目を閉じると視界がまっ赤だ。そして足がゆっくりと沈む。気ままに水を漕いでみれば、何処かへと進んでいく。人にぶつかる心配がない。それが特別だ。存分に水に漂う。何も考えず。気持ち良かった。孤独とは言うまい、この状況は。何なのだろうか、みんなと違う、みんながやってないことをする時、そこに自分のやりたいことがあるのならば、それは孤独ではなくて、ただ一人、ということだ。
一人。自分はそんな感じで生きて来たし、きっと今後もそんな感じなのだろう。