息子が俺にはできない、とかいうことに対して、そうかじゃあ仕方がない、あきらめるね、といったらそれが彼にとっては、すごくつらい返事だったらしくて涙を流すほどにくやしかったらしい。俺は冷酷なのかな。できないというなら、素直にじゃあ仕方がないね、と、応じてしまうのがいつもの俺なのだが、時には、いいやそんなことはないと思う、キミならできると俺は信じるよ、と食い下がるのも親としては必要なのだな、と思った。
親にあきらめられてしまうというのは、凄くつらいことなのだよな、と思った。
まあ、できない、と言い放った息子が原因ではあるけれど、俺も少し反省なのだった。