風紋

外資系のソフト会社 コンサル職のおっさんの日々

猫って

やらないとならないこと、やるべきだと思うこと、そういうことをやらずに伸び伸びと、ただ生きることのみを追求して生きているので、ネコが好きな人はそういうそういう姿に、自分の生活態度を振り返る機会をもらっているのだろうな、と思う。こんな風に生きたっていいんだよな、と。

メンタリストのDaigoは猫が好きで有名だが、こうあるべき、というものに強く自分を追い込んで、それに負けずに頑張っているので、ネコのような自由に生きているものをそばに置くことでバランスをとっているのだろう。

やりたいことと、やらなくてはならないこと、の境界線が自分の中では曖昧だ。

子供の弁当を作るのは、やりたいことでもあるし、やらなくてはならないと思っていることでもある。そんな風に時間の過ごし方の色はタマムシ色で、ゲームをすることさえ、仕事のために気分転換しなくては、とやらなくてはならないことに犯されている感じで、生理的欲求の食事やトイレすら、やらなくてはならないことのように感じられもする。

 

やりたいことだけをやってる暮らしは、極楽のようにも見えるが、ただの自堕落な暮らしにもなりかねず、結局、やるべき事をわざわざ探しにいって、これがやりたいことなのだとラベルを貼ってみたりするのだろう。

やるべきことに包囲されている自分のことを、ツマは、人気者じゃん、と表現したことがある。やりたいことだけをやって暮らしたい、猫のように暮らしたい、と、憧れつつも、そういう人気者になることにも関心のない、猫のようにはやはりなれないんだろうな、とまた思ったりした。