風紋

外資系のソフト会社 コンサル職のおっさんの日々

シンウルトラマン


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Amazonでついに無料で見られるようになったので、おおきたか、とさっそく見てみたが途中で見るのをやめてしまった。

ああ、これはエヴァンゲリオンだろ、と。

この大げさな様式にひたった本部のやりとり。「パターン青、使徒です」を見たときに、そんな機械に頼らなくても一目見てわかるだろ、と思った。地球の滅亡が危惧されるのになにを小所帯でうちゃうちゃ、誰が誰を好きだの嫌いだのやっているんだ、と思った。そういう無粋なおっさんには、シン・ウルトラマンは、実写版のエヴァンゲリオンにしか見えず、それが不快で仕方がなかった。

映像は最高であった。

ガボラが襟を回転させながら口から放射能を吐き出すところは、おおー!と見ていて萌えた。でも、話の流れや展開になんだか飲み込みにくいものがあった。荒唐無稽ならそれでよいのに、中途半端に政治家が出てきたり、ネットの情報が出てきたりする。それから、ウルトラマンが地球で戦うことにするきっかけがわからない(最後まで見てないからなのか?)。

シン・ゴジラは、今の東京にゴジラが来たならば、という設定を思い切り使い切っていて面白かったのだが、シン・ウルトラマンは、エヴァンゲリオンで名が売れすぎた庵野氏が子供の頃にやりたかった「おれならこうする」を実行しているだけで、それに乗れる人はよいが、そうでない人は、なんだこれ?であろう。