風紋

外資系のソフト会社 コンサル職のおっさんの日々

風邪から復活

咳も出ないし、鼻水も出ない。身体がウィルスを倒すための反応をやめたので、頭も痛くないし、だるさもなくなった。風邪をひくとつらいんだな、と、風邪が治ってみてよくわかる。前にも似たようなことを書いたけれども、風邪をひくたびにやはり健康でいることのありがたみがわかる。

何しろ考え方が前向きで健康的になる。肯定的になる。病気になるとあんまりいいことを思いださない。ダメな人生のような気がしてきてしまう。眠くて仕方がない。悲しくなってくる。

治ってくると思う。あれは何だったのだろうか、と。体の調子が世界観を作るのならば、もっと明るくて愉快な世界観もきっとあるのだろう。やはりそれは、筋肉なのか?筋肉をつけて体がもっと思うように動くようになったら、普通の健康のさらに先の自己肯定感にたどり着くのだろうか。

ドラゴンクエストライバルズ 7/1終了

3年くらい遊ばせてもらった。

が、この夏にサービス終了するらしく、残念であるが、それほど驚きでもないし、今のままなら別に終わってもいいかな、という感じではある。全然行かなくなってしまった思い出の公園が取り潰される、ような感じ。潰されることよりも、潰されても仕方ないような状態になってしまっていたことを残念に思う。

ソーシャルゲームって、やはり課金が大事なんだろうな。それから遊ぶ人の数。最近、なかなかマッチングしなくなったな、と思っていたが、やはり過疎が進んでいたのだと思う。

グランプリモードというのができて過去のカードが使えなくなってきたこと、ヒーローというカードで遊び方の幅を狭めたこと、どれも稼ぐために考えた施作だが、それでゲームをつまらないものにしてしまった。課金してなくても楽しめる、という部分を確保しつつ、しかしビジネスとしても儲ける、というのは難しかったのだろう。

ゲーム内のコインは無しにして現金でだけカードパックを引けるようにして、その代わりにカードパックの値段を60円、今は240円、としていたらよかったのではないかな。

マイレージなどのルールをつけてドンドンと複雑にしてしまって、だんだんと新規参入の人には遊びにくいものにしてしまったと思う。

 

あー、7月から、何か夢中になれるゲームをまた見つけたいと思う。

いや、勉強しろや。

入学式には行けず

何とか回復させるべく休んだり食べたり汗をかいたりしたのだが、入学式の朝に俺の大きなくしゃみを見たツマが、こんなくしゃみが入学式に響いたら大迷惑と判断。ツマが子供につきそうことに予定変更。俺は大手町に、新しいオフィスの入館証をもらいに行くので出かけていくことに変更はない。妻の代わりに学校に出て行き妻の負担を減らしたいという気持ちと、それを風邪であきらめることを認めたく無い気持ち、入学式を見てみたかったという好奇の心、それらが、あきらめるべきだという現実を拒んだが、人に迷惑をかけてはなるまいという良識に軍配。大手町に新しい社員証は取りに行く予定は変わらないが、学校に行くのは見送りとなった。

 

働いていて足元寒いな、と思いながら、気にしないで働いていたこと。来週からの通学に備えて545に布団から出て、朝ごはんなどを作ったりしてので抵抗力が減って体が弱っていたかもしれないこと、そんなところが風邪の原因として疑われる。

足首か、肩、この辺を冷やしてしまって風邪をひくことが多い。寒いと感じたらすぐに防寒、たとえ春先でも。自分をそう戒めたい。

 

風邪をひくと色々億劫になり、部屋は汚れ放題になる。掃除するぞという気持ちも弱々しく、判断も場当たり的で甘くなる。今日中に治したい。

風邪気味

風邪気味で寝込みながら仕事をしていた。が、なんとか立て直してきた。

もう大丈夫そうかな、と、思いつつ、自分の部屋から出てきた。

 

息子がそれを見てガッツポーズ。

俺の回復がうれしかったんだね。

そしてこう俺に言った。

 

やった!これで父ちゃんの部屋でゲームができる!

 

あ、そっち?

 

ライオン 25年目のただいま

アメリカの映画。インドで兄とはぐれた9歳の男の子がたった1人で生き延びて、そうしてオーストラリアの夫妻に引き取られて、そうして25年経ってからグーグルアースの力を借りて奇跡の帰郷を遂げるという感動の実話を映画にしたもの。

インドでは年間に4万人の子供が行方不明になっているのだという。

なんという恐ろしい国。

少年サルーは怖い目に遭ったり、危険な橋を渡ったりしながら、なんとか生き延びていく。それをドキドキしながらみていく映画で、青年になってからの話はやや内容的にはおまけ。特筆するべきは、サルー役の少年。これまで名子役と言ったら俺の中では「ニューシネマパラダイス」のトトだったのだが、このサルーもそれに負けないくらいの可愛らしさ。そして顔が賢そう。

ツマにこの映画の話をしようとしたら、途中ですでに聞きたくないと拒否られた。まず終わりから聞かせてくれ、と。それがハッピーエンドなら初めから聞く、と言われた。ハッピーエンドです。

行動経済まんが ヘンテコノミクス

行動経済学というのはなんだか不思議な分野だが、つまり人というのはそんなに経済的(つまり最もコストの少ない合理的な選択をすること)ではない、という分野で、俺の大好きな、ダン・アリエリーという人がこれに関する本を色々出している。 

 この本は、そういう人の判断の不条理さや不思議さを漫画で説明してくれる。さらっと読める。息子にこういう世界もあるのだよ、というとっかかりとして与えてみたのだった。漫画だけにとっつきやすかったらしく、夢中になって1時間くらいで読んでしまった。さらっと読めるところはしかし悪い面もあって、さらに深掘りしたり、横に展開したりは出来ない。なので、んー、もうちょっと活字の多いものも読んでもらいたいんだけれどね、と思ったりした。内容はなかなか面白い。1200円の価値があるか、は、この本を読んで得られた知識を実生活でどれだけ活かせるか次第ではないか。

昔話法廷

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裁判員制度というものについて考えさせてくれるとともに、世の中には単純な善も単純な悪もないのだよな、ということを思い出させてくれる。脚本も構成もよくできているうえに、弁護士と検事の配役も有名な役者さんをしっかり使っていて、見どころがある。ぜひ、1度は見てみてほしい。

桃太郎は強盗殺人の犯人ではないのか、とか、玉手箱を渡した乙姫は殺人未遂ではないのか、などの切り口で弁護側と検事側がそれぞれの論点で自分たちの仕事をする。

悪と思われた側にも「そうとしか生きようのない」なにかがあったのだな、と俺は毎回思ってしまい、少し泣きそうになる。