風紋

外資系のソフト会社 コンサル職のおっさんの日々

3年A組 君たち

菅田将暉が主役の学園ものミステリー。落ち着いた役も、純朴な役も、そして今回のように頭のキレた役も、何でもこなすのが彼の才能だと思う。話はある謎を解かせることを条件付けながら、高校生たちを追い込んでいくという俺の大好物の高校生が追い込まれていく物語。以前に見たサイコパスの出てくる、悪の教典、は、ひたすら不快なだけだったが、今回はヒイラギ先生の復習的な要素も感じられて、非常に面白い。クラスで自殺してしまったある女生徒について、先生が謎をかけつつ学生たちを導いていく。

初回は生徒たちのクソっぷりが目についたが、これはドラマの後半でまとまっていく生徒たちと対照させるためなのだろう。

永野芽郁も出演。半分、青い、でも、びっくり天然クルクルパーっぷりを発散した、見ていて落ち着かないヒロインだったが、今回の生徒役でもその不穏さや落ち着かない感じがドラマにマッチしている。

TVerでコツコツ毎週見よう。これだけハードルを1回目からあげておきながらも、後半でちゃんと納得のいく説明を提供して、その因果に共感させることができたなら、これは語り継がれるドラマになるだろう。