誰なんだ、邦題に、恋人までの距離、なんて、野暮でつまらないのをつけたやつは。
原題のままでいいじゃん。アマゾン動画で視聴。ロードムービーである。ふとしたことで、ヨーロッパの列車の中で意気投合した、アメリカ人とドイツ人が会話を重ねながら次第に間に好意を抱き、親密になっていく話。
改めて会話が楽しいということが、恋愛においては大切なんだよな、会話が噛み合って言いたいことが、言葉の裏側まで含めて伝わる感じが、実は、裸で取っ組み合うよりもよほどセクシーなものなのだ、と、思い出させてくれる過去の名作。
こういう会話が出来る男になりたいし、こういう会話の流れを女性と楽しめたら楽かろう。
恋に落ちるにはやはり会話が自然に心地よく進むことだと思うし、恋に落ちることを納得させる脚本作りはすごく大変だと思う。
会話が退屈では恋にならない。