風紋

外資系のソフト会社 コンサル職のおっさんの日々

バイデン氏優勢

バイデン氏が優勢になることや、トランプ氏が負けを認めずに政治が不安定になること、までは読みどおり。だが、この株高は予想外。安くなったところを拾うというスタイルで株と付き合っているので、ここでさらに上値を狙ってさらに高くなるのを待つ、というのは苦手だ。自分が買った途端に下がり始める気がしてならぬ。

それにしてもこの一年はまるで味のなくなったガムを噛み続けているように過ぎた。朝起きて、折り畳み式の座卓を開き、そこに仕事道具一式を並べて、あとはメールを読んでそれに反応しているうちに、1日が終わる。通勤のつらさがなかったのはありがたいが、対面で人と話したり、散歩したり、客先に出掛けがけてら歩いたことのないところを歩いたり、そういうことがないままに、ただやるべきことをこなしていく。

息子は受験に向けて淡々と勉強してる。ヨメは息子が遊んでいるところをみると、なんとなく油断している、と心配になるようだ。俺は、悲壮感がなくて、これくらいでよいようにも思う。

なんにつけ何かを我慢しながらやるのは、心が歪んでくる。うつ病になったり、払った犠牲を考えてそれで逆に緊張したり、やらないでいる人たちを恨めしく思ったり。自分にとっての仕事もそういうところがあって、いろんな質問やらクレームやらの対応の毎日で、資料も貧弱な会社のソフトと向き合っているので、我慢なしにやるというのはなかなか難しい。なので、自分は好きな音楽をよく聴きながらやっている。仕事をしながら音楽を聴くのではなく、音楽を楽しむついでに仕事も片付ける、という風に自分を誤魔化しながら時間を過ごしている。