風紋

外資系のソフト会社 コンサル職のおっさんの日々

将棋で引き分けるようになった

 攻め方がよくわかっていない中で撹乱して勝つやり方は、今や息子には通用しない。と、悟ったので、もう無理に攻めることはしないようにした。じっと囲って静かに攻める準備を整えて、相手の攻撃や防御の隙を見つけてそこを狙う作戦に切り替えたところ、前よりも負けにくくなった。そうなんだよね、麻雀の達人の雀鬼も言っている。「勝とうとするな。負けないように打て」と。同じ意味のように聞こえるかもしれないけれど、勝とうとはやることで力んで判断力が鈍るし、隙をつかれるし、リスクもとらないといけなくなる。勝とうとするのではなく、負けないように、じっと身を低くして構えていくことが大切なのだ。俺の性分はやはり、速く済ませたい、結論を急ぎたいせっかちな性格なので、頭でわかっていてもついつい結論を急いで勝とうとしてしまうのだけれど、将棋で少しじっくり打つようになってから、息子に簡単に負けなくなってきた。