風紋

外資系のソフト会社 コンサル職のおっさんの日々

好きでない言葉

テレビなどを見ていて「気になるお値段はーー?」と言われると、あまのじゃくなので「うるせえ、俺は気にならないんだよ」とチャンネルを変えてしまう。誰が気になるのだろう、それは視聴者の平均? それともレポートしている人?もしそうなら「私が気になるお値段は?」と言ってほしい。それならば、なるほどそれではそれにつきあおう、といって見続けるかもしれない。そういう雑な言葉の使い方でも視聴者は許してくれるのだろう、となめられている、馬鹿にされている感じがして、非常に不愉快になってしまう。雑に言葉を使うなよ、と思う。

 

ショート動画が好きでよく見ているのだが「このXX、実は・・・」というテロップが出てくると視聴を中断して次の動画に切り替えてしまう。これも同じで、みたいだろ、興味がわくだろ?という独りよがりのあおりが俺にはすこぶる不愉快だからだ。いいや、俺は興味がないです、とまたもやあまのじゃくの俺は先に行ってしまう。実は・・という構成で興味を引かれてじっさいに動画を見続ける人もいるのだろうから、それはそれでいいのだろうと思う。俺はそういうのは見たくなくなる、という話だ。

 

料理屋やホテルを紹介する動画もその店やホテルの名前が最後まで出てこない仕立てが多いのはどうかと思う。ずっと画面の右上などに出したままにするほうがよいのではないかと思う。いいなあここ、と思った後で場所が大阪だったりすると、見て損した、と思う。そのあと、もうそういう動画は見なくなってしまう。

 

「こだわりの」という商品名も俺は敬遠してしまう。何にこだわったのかがわからなくては、こだわり、という言葉に意味がないと思う。新鮮さにこだわった、温度管理にこだわった、無農薬にこだわった、など、いろいろあると思うのだけれど、パッケージを見てもそれがわからないとイラッとする。そういうことが重なったので、こだわりの、というのがついた商品を見ると条件反射的に「またか」と思って俺は遠ざかってしまうので、商品名をつける人も大変だよなと思う。