風紋

外資系のソフト会社 コンサル職のおっさんの日々

悩みは健康を蝕む

俺の生涯のベスト1の本が、カーネギーの道は開けるという本だ。悩みを解決するための提言や知恵が高い密度で書いてある。人類の宝だと思う。

第一章は、現在に集中せよ、ということが書いてある。明日のことや、昨日のことは考えるな、という内容だ。あちこちで最近はよく見かける至言だ。そしてどこかの章に、最悪の状況をいったん頭の中で想像してそれを受け入れろ、というのがある。ひろゆきもどこかで同じようなことを書いていた。

 

お客さんに対して、設定するための機能が不具合を起こしていて、予定通りに作業が終わらないかもしれない、と、伝えて、お客さんの不満の声を浴びて、必要になる社内調整をする、ということがすごく憂鬱だったのが悩みだったのだが、書いているうちに覚悟ができてきた。

悩んでいる時はそれが起きることがイヤで仕方がないのだが、起きたところを想像して、頭の中でそれを慣らしているうちに、それほど大したことでもないように感じられてきた。

 

海原に投げ出されてポツンと体を楽にして晴れた空を見ながら海に浮かんでいる。もうどうしようもない。海に運ばれるだけだ。

なるようになる。

Let it be.