不思議な事件により元の世界と少し違う世界に飛び込んでしまった、あるいは元の世界と少し変わってしまった世界で過ごすことになったミュージシャンの恋愛物語。ビートルズというものがなくなった世界で、唯一ビートルズの曲を知っている彼は、熱狂的に支持を得てやがてタレントとしての高みに登り詰めていく。それに伴いお品馴染みだった女のマネージャとは次第に距離ができてしまう。
有名になることでこれまで親しんでいた世界と別れていく、その葛藤と選択の物語。
日本にも僕はビートルズという漫画があって、そちらの方が古いけれど、この映画は徹底して恋愛ものであることと、やはり映画の強みで実際のビートルズの曲が出てくるのが強みで、ちょっと違うのかも。
さらっと見てさらっと忘れられる気持ち良い映画。
