風紋

外資系のソフト会社 コンサル職のおっさんの日々

ITキャリアギャンブルの時代

次から次へと製品やらコンセプトやら新機能が出てくる。我が社の製品。木が根を張るように全方位的に機能が広がっていくのだが、社内資料があまり充実していないのでそれを調べるのには一苦労する。そして苦労するのは「どれについて学か」を選ぶところだ。もう会社の偉い人たちもどれを勉強させたらいいのか、混乱していてよくわからないのではないかと思う。ヒステリックといってもいいくらい、続々と新機能が出来たことを知らせるニュースが来るが、それらを全部マスターしようとしてもおそらく無理だ。そしてそれにはあまり意味が無い。なぜならお客さんが使いたい、と言わない機能については学んでもそれを導入する場面がないので、知識をただ死蔵するだけとなってしまうからだ。

毎日のように社内サイトを巡回して何か学ぶべきこと、役立ちそうなことはないかときょろきょろしている。こんなことは昭和の働き方にはなかった。

時代の流れが速すぎるのだ。

できるようになったことの賞味期限が短い。やれるようになったそばから、次の違う機能がアナウンスされる。昔は、覚えたことを使ってそれを生かして長くかせげたのではないかと思うのだけれど。特にITの分野は動きが速くて、この業界で働いている人たちは心を病むか頭をおかしくするのではないかと思う。

 

オレはとりあえず薄く広くあちこちにチップを載せて、本格的に売れるとなったら、一応すぐに動けるようにはしようと思っている。どの分野の知識がお金になるのか、本当にわからないのだ。

職人仕事の人たちは覚えるまでは大変だろうけれど、身についたら一生それでやっていけるのではないかと思う(もうかるかどうかは別にして)。IT業界はめまぐるしいので、これでへこたれていては仕事にならないが、あまりむきになって網羅しようとすると健康を害する。