風紋

外資系のソフト会社 コンサル職のおっさんの日々

乗り越えて

少しずつ適応障害の後遺症を乗り越えるために、さまざま取り組んできた。

昨日、あ、今治ったな、という感覚になった。

これまでと物の感じ方やストレスの原因になってた人に対するイメージ、世界の雰囲気、自分の体の感じ、これらがガラッと変わったのだ。

カラーセロファンを剥がしたように。

 

治ったきっかけだが、すでに毎日少しずつ治ってきていたから、時間が経ったからというのが一番だろう。嫌なことがあってからかれこれ半年。半年くらいはかかるものだろうし、半年も経てば適応障害は言えていくものなのかも知れん。

昨日ブログに貼った大愚和尚の説話も後押ししてくれた。

そして、大きな復活のきっかけになったのは、あるプロジェクトが炎上し始めたことだ。思えば半年前にこのプロジェクトの受注をする活動の中で、心を病んだわけだ。こんなのどうまとめたらいいんだ、という、社内の態度が慎重派と積極派に割れていて、お客様も車内がくちゃくちゃで誰がオーナーだかわからない有様だった。そこでうまくまとめられずにオレは潰れてしまったわけだ。

結局オレが休んでいるうちに受注できたらしく、それはそれでめでたいと思っていたが、やはり構造的な亀裂は残したままの進めていたらしく、亀裂から勢いよく水が吹き出し始めた。やはりな、と。

 

この心理はなんと呼んだらいいのだろう。

言葉にするなら、それ見たことか、となるのだろうか。心が切り替わるいい節目、ということなんだろう。

この件は会社的には厄介な火種になりそうな気がするが、オレとしてはこの出来事が気持ちを切り替えるいいきっかけになってくれたように思う。

治ってみて初めて治ったとわかるようなものなので、実はいまだに病んでいるのかも知れないが、ともあれ一区切りを超えることができた感じはありがたい。