風紋

外資系のソフト会社 コンサル職のおっさんの日々

電子メール

一方的に、これはあなたの仕事ですよ、と受信トレイに次々と立ち現れるメッセージの数々。それらを無視してこれは後回しに、と、振り分けてもなお、陸続とやってくるメール、メール。昭和の頃も仕事は大変だったろうけれど、電子メールがなかった頃はこんな風ではなかったろう。目に見えないものと闘い続けているような気になる。

電子メールのCCに含まれた人たちに、この仕事はこの人の責任です、と、暗黙のうちに知らせる見えない暴力装置。使い方次第ではいじめの道具だ。

立場の弱い者は、自分の無能力を盾に身を守るしかもはやない。孤立感。こんな社会にどうやって親しみを感じたらいい?

仕事がそんなに大変なわけではないけれど、なんだか電子メールって疲れるな、と、思った。

便利なのだけれど、電子メールなんてなかったらいいのに。、