風紋

外資系のソフト会社 コンサル職のおっさんの日々

マイホームヒーロー

 

マイホームヒーロー(1) (ヤングマガジンコミックス)

マイホームヒーロー(1) (ヤングマガジンコミックス)

 

これがドラマ化することは賭けてもいい。

ごく普通の家庭だったはずのある家族が、ふとしたことから巨大な犯罪組織に狙われ巻き込まれることになる。その状態から逆転するために、夫婦の機転と、それから数々のの冒険を経ていく話。5巻まで一気に読んでしまったし、今年読んだ漫画の中で一番、どきどきした。ザ・ファブルも面白かったけれど、主人公の佐藤は圧倒的に強いので見ていてどきどきしない。そこがいいのだけれど。一方、こちらは、ごく普通の、演劇部出身の夫婦が娘と家族を守る話なのだ。普通の人たちなのだ。だから我が身に引きつけずにはいられない。いつ自分がそうなるのか、もわからない。

主人公は娘に危害を加えようとしている男を、主人公は娘の部屋で撲殺してしまう。だが、殺された男の父親は普通の男ではなく、ヤクザに影響力のある人物だった。自分の息子が見つからなければ、ヤクザの事務所での仕事はもう辞める、といいだしたので、必死でヤクザたちは犯人を捜す。

死体を処分しようとする話も生々しいし、それを隠そうとする話も生々しい。そうしてその様子を監視していた1人の男が、彼ら夫婦が何かを隠しているのではないかと疑い始めていた。。。

トリックも読みごたえがある。なんという面白いモノを作ってくれたのか。