風紋

外資系のソフト会社 コンサル職のおっさんの日々

鬼滅の刃

流行っているので読んでみた。少年ジャンプに連載されてる冒険物。鬼、という生き物に暮らしを破壊された少年が、半分鬼と化してしまった妹を元に戻す方法を探すために、旅する話。鬼を倒すことを使命としている一団に加わるために修行をして、そうして主人公は少しずつ自分の能力を高めていく。鬼には鬼達の組織があり、彼らも何かの理由で、主人公を抹殺したいと企んでいる。少年には2人の友達というか、仲間がいて、彼らと共に次々と襲いかかってくる、それはそれは気持ち悪い鬼達を倒していく。鬼ももとは人間で、ある鬼の総領から血を与えられたことによって鬼化してしまっている。ので、鬼も死ぬ間際に自分が人間だったときのことを思い出したりする。

友情、成長、強い敵、という少年ジャンプの王道を行っている。戦うときにも、一の技、二の技、などがあり、真似したくなる。少年ジャンプの漫画はこうでないと、という感じだ。

アニメになっていることもあり、やはり展開は面白い。絵の雰囲気は大正や明治な感じだ。その世界観もなかなか好きだ。

主人公達の顔がなんとなく扁平なのは単純に画力の問題か。アングルも工夫しているが何しろ絵が平たい感じなのだ。そこが残念なのだが、それを補うほどの、鬼達の気持ち悪さ、強さ、そして物語の勢いがある。次々と出てくる鬼達、そしてそれを迎えうつ「柱」と呼ばれる精鋭達。なんとなく今後も読み続けてしまいそうだ。